臨床医だけではない、医師免許があればできる職業!

医師免許を活かす~産業医とは?

臨床医以外の医師の仕事に産業医があります。産業医とは特定の会社などにおいて社員の健康を守るための役割を担う医師のことで、労働環境に応じて専門的な指導や助言を行います。常時50人以上の職員数を有する会社・企業においては産業医を配置する事が労働安全基準法において義務付けられており、配置する人数も規模により異なります。
例えば、定期健診などで非常に血圧の高いことが指摘された職員がおり、仕事に支障が出る可能性があると判断した場合、その方へ病院の受診を勧めるとともに、その部署・会社に対して病院に受診できるスケジュールを調整するよう指示を出したり、業務上の制限を加えるなどの対応を指示することがあります。また職員の残業時間管理を行い、極端な業務時間である場合は面談を行うこともあります。

自宅で治療も安心の時代~在宅診療医

近年では高齢化が進み、また癌治療の多様化なども進んでいることから自宅で治療を行う人も多くなってきています。その中で患者の自宅まで訪れ診察、治療管理を行う医師が在宅診療医です。
病院に勤務している傍らで在宅に出向く医師もいれば、在宅専門の医院を開設して在宅患者訪問のみを行っている医師もいます。在宅で実施が可能な治療の幅は広がっています。食事を摂ることのできない患者に対してすべての栄養分を点滴で補給する治療を行ったり、癌患者さん抗癌剤の内服や点滴の治療を施すこともあります。また、癌の疼痛管理を目的として麻薬性鎮痛薬と呼ばれる厳重な管理が必要な薬剤を使用することもあります。
在宅診療医として業務を行っていくに当たっては、在宅患者を管理していくために看護師や薬剤師など、他職種との連携が必要となります。